二つの太陽

 2010年正月に年賀で実家を訪れ、そろそろ帰ろうかと日暮れも近い空を窓越しに眺めていたら夕日の上の方が異様に明るく見えた。
暫くすると雲の上がどんどん明るくなつてきた。以前に太陽柱を撮った経験から、これは写真を撮っておくべきと思い、持っていたコンパクトデジカメで10数枚シャッターを切った。
太陽光が空中の氷晶に反射して離れた位置にもう一つの太陽の様に見える現象を「幻日」というが、これだと思った。
 後によく調べてみると、「幻日」は発生原理から水平方向と決まっているようで、これは縦方向、しかも距離が幻日の場合より近い、このことから幻日ではないと自分で結論付けた。
これは以前に撮った太陽柱と同じものが、空気中にある氷晶の層の関係で柱状にならずに、離れた層に光が当たって一点に輝いたのではないかと思う。すなわち柱の無い太陽柱?で、希にしか現れない気象光学現象のなかでも極めて珍しい光景だと思う、(写真2がその証拠)。
これらに詳しいお方々のご意見、感想を頂ければ幸いです。
☆1月5日中日新聞朝刊に掲載されました。
2010/1/4 記


2010年1月2日  15:55
撮影地: 愛知県知多郡阿久比町。
雲の上に別の太陽のように輝いている。
このように明るくなつたのは1分間くらいで次第に暗くなり、見えなくなつた。

撮影データ
カメラ:DSC-T90
24mm 1/1000 f7.1 ISO80


2010年1月2日  16:14
撮影地: 上記の障害物(下部の屋根)を避けるため少し移動して撮影。
上の写真から9分後の画像、雲は移動して太陽の上方にもう一つ独立して薄く輝いているのが、上の写真で強く輝いた名残りと思う。

撮影データ
カメラ:DSC-T90
24mm 1/800 f7.1 ISO80 




   
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